八卦掌の套路

 

八大掌 (定勢八掌、定式八掌):先天八卦 先師董海川伝

 

主に八つの大式(八大式)を養う。八卦掌に重要な八つの力の出し方(勁)を学ぶ。換式では運気を学び、歩法を練る。八卦掌の基礎中の基礎を学ぶ。

 

 八母掌 (老八掌):先天八卦 先師董海川伝

 

原来の六十四掌より、六十四の技法を八つの種類の分類し、乾、坤、巽、離、兌、震、坎、艮の八つ分け、その代表的な技をまとめすべての技の母としたのが、八母掌。よって、最も古い技として老八掌と呼ばれる。この套路により、八卦掌の技法の基本と理論を学ぶ。

 

 単環掌 :後天八卦 先師董海川伝

 

老八掌で学んだ内容に、単式の打法(24式単操手)を加え、より実践的に作り上げた套路。

 

 連環掌 :後天八卦 二世梁振圃伝

 

単環掌を進化させ、八卦掌の技法を千変万化し、実践性と遊撃戦を追及した套路。

 

 龍形掌 ;後天八卦 三世郭古民伝

 

梁派だけでなく、尹派(尹福、馬世卿)、程派(程延華、程有龍、李文豹)その他、劉徳寛韓福順、史計棟愛新覚羅)毓慧等ら学んだ内容を加味し、作り上げた套路。内容に各名人たちの得意技などが織り込まれ、最も難しく高度な套路。

 

 六十四手 :実戦技術 二世劉徳寛

 

大槍劉こと劉徳寛が八卦掌の技術に岳氏散手の技法を加え、清朝の近衛隊用に作った套路。

 

 

 

その他 游身掌、八面掌、新八掌、変勢八掌、六十四勢等ある。